なぜ商品開発時に小ロット製造が便利なのか?
はじめに
ご覧になってくださりありがとうございます!
私たちはペットフード(ドッグフード/キャットフード)のOEM/ODM製造を行っているNolemという会社です。
今回の記事は、「なぜ新商品開発時に小ロット製造が便利なのか」といったことに関してご紹介・解説しようと思います。
この手のペットフード製造における記事があまりまだないので、少しでも皆さんの参考になれば嬉しく思います!
ロット数とは?
そもそも「ロット数」とは何でしょうか。
一言で表すのであれば、
ロット数 = 最低発注数量
ではないかと思います。
そもそもロット数量とは、正確には1回で生産する製品数量のことを表す言葉です。
一般的には「1ロット〇〇個」と使うことが多いですね!
なぜロット数が大きいと不便?
よく「ロット数が合わなくて…」「ロットを小さくできない?」なんて言葉が飛び交います。
なぜロット数が大きい(=1回の生産/製造数が多い)と不便、よくないのでしょうか?
これは、ロット数を大きくすると在庫数が増大してしまい、流通業でのいわゆる『在庫ロス』リスクも増大してしまうためです。
1回の仕入れ数が多くなれば、必然的にその在庫消化までの時間がかかってしまいます。
このため、在庫ロスには3つのロス(機会・廃却・棚卸)が付きまとうため、避けるべきであると認識されています。
※3つのロスに関してはこちら : 在庫ロスを避けろ!在庫ロスに付きまとう3つのロスとは?
では単に生産/製造数を少なくすればどうなのでしょうか??
小ロット製造はなぜ難しい?
「一回に作る量を少なくしたら万事解決だ!」
そうであれば嬉しいのですが、そんな簡単には話が進まないのが悩ましいところ。
小さくすれば、段取時間(その製品の生産に合わせて、機械の調整や必要な部品・材料を仕事場に運ぶ時間)が多くなり生産性が低くなってしまうのです。
つまり、小ロット製造では必然的に一個あたりの単価が上昇してしまいます。
安く作るならば在庫を大量に抱えてしまう。
少なく作れば単価が合わない。
このような問題に直面し、新商品開発を断念される企業や個人様は少なくありません。
そもそも新商品は売れるかどうかもまだわからないもの。最初は少なく低リスクで始めたいのは誰もが同じ気持ちです。
どうしてNolemは可能なのか
お問い合わせやお取引を開始していただいたお客様から、
「なぜNolemは小ロット製造でこの低価格・安さを維持できるのか?」
「どうやってこの少数製造を実現しているのか?」
といったご質問を頻繁にいただきます。
これはNolem独自のノウハウを活用することで、ペットフード工場のシェアリングエコノミーの仕組みを構築できたからこそ、実現できています。
各地のペットフード工場(中小規模)に独自のネットワークを持つからこそ、低リスクの新商品開発支援やOEM/ODM製造にご協力できるようになっています!
最後に
いかがでしたでしょうか。
小ロット製造の方式は、ハードデバイスや工業機器などではイノベーションが起こっているとは聞きますが、まだまだペットフード業界では浸透していません。
小ロット製造に関してご質問があれば、いつでもお気軽にご連絡ください。
少しでもこの記事が、商品開発を検討している皆さんの参考になれば嬉しく思います!